2021/8/2
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夏は要注意!補聴器の故障 |
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こんにちは。きこえのパートナーイマーゴ・認定補聴器技能者の杉本です。 毎日暑い日が続いていますが、皆様体調管理はしっかりされておりますでしょうか。 昔と違って今は日中35℃以上になる日も珍しくありません。 最近は「熱中症警戒アラート」など危険度が高い状態をお知らせしてくれますので 天気予報や自治体のメールなどをこまめに見ておくと安心かと思います。 さて、今年の夏は補聴器の故障でご来店される方が増えています。 ・急に音がきこえなくなった ・雑音が混じってきこえづらい ・充電できない、エラーサインが出る 症状としてはこのような訴えが多いのですが、 こちらは「汗」が原因で起こることが多いです。 畑仕事や庭のお手入れなどで屋外の作業をされたり、 テニスやゴルフ、ウォーキングなど運動をされる方はこの時期大量に汗をかきますので 補聴器も汗で本体が濡れてしまいます。 汗でぬれたまま放置すると湿気で内部部品が腐食し故障の原因となります。 特に耳かけ型の補聴器は本体が耳の後ろにあるので 髪の毛をつたう汗の干渉を受けやすいためお手入れは必要です。 ひと昔前の補聴器は今のものよりもずっと防水性能が低く、 汗や湿気は大敵でしたがそれでも夏場にサビて故障してしまいお持ち込みになる方は 今よりも少なかったように思います。 最新型の補聴器はどこのメーカーも防水・防塵等級は最高ランクがついていますが 使い方や毎日のお手入れの仕方によっては故障することもあります。 それだけ夏の暑さが異常なんだなと改めて感じます。 とはいえ故障してメーカー修理となると、10日間以上お時間をいただきますし その間どうしてもご不便をおかけしてしまいます。 それに一番は、できれば今ある補聴器を少しでも長持ちさせていただきたいと 思いますので【毎日のお手入れの仕方】をご紹介いたします。 汗で補聴器の本体が濡れていたら、 ①必ずティッシュや乾いた布で汗を拭きとる そのままの状態で電池フタを開けると電池フタの中に汗が侵入しサビの原因になります。 電池もできれば外していただいたほうがより乾燥させやすくなります。 ②毎回使い終わったら付属の乾燥ケースに入れる ご購入の際には付属品として乾燥ケースをお渡ししております。 お休み前に汗を拭いた補聴器を乾燥ケースに入れておけば翌朝にはしっかり乾いています。 乾燥剤はこまめに取り換えましょう。 古い乾燥剤は湿気のカタマリみたいなものなので却って補聴器に悪影響です。 ③この時期はお店でのお手入れも大切 お店では専用の機器でしっかり乾燥することができます。 普段のお手入れでは除ききれない汚れや湿気などもきれいに取り除くことができます。 また、音が弱くなってないか雑音が混じってないかの点検も行います。 ④充電タイプの補聴器は充電中はフタを閉めて 充電タイプの補聴器は充電ケースに乾燥剤がついているものが多いので お休み前に充電ケースに補聴器を戻したら必ずフタを閉めましょう。 開けっ放しでは効果が出ません。 補聴器を充電ケースに戻す前には本体についた汗を拭いてください。 まだまだ暑い日が続きます。 故障は得てして突然起きるもの。 補聴器を気持ちよくお使いいただくためにも、毎日のお手入れをぜひおすすめいたします。 ・
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